捜査官の「We got a rabbit」
捜査官が言いました。
【一般の場合】
ウサギを入手した!(捕まえた、買ってもらったなど)
【捜査官の場合】
逃げたぞ!(被疑者などが)
捜査官の姿を見て、いきなり逃げ出す被疑者や参考人がいます。
「Stop!」で止まらなかったら、他の捜査官に素早く「逃走者あり」「He’s running!」などと伝えなければなりません。
「We got a rabbit!」も耳にするようになりました。まだ捕まえていないですが「We(‘ve) got = We have」の形になるんですね。
「逃走者」には「rabbit」「runnner」「evader」などが使われます。時間的に長く逃げている「fugitive」(逃亡者)に対して、「rabbit」は目の前で逃げたウサギのような逃走者です。
Lasalle: We got a rabbit! Percy, heading your way.
(パーシーは車で先回り)
Lasalle: Federal agents! Stop!Pride: Don’t move! We will shoot you. (NCIS New Orleans 2-20)
ラサール「逃げた! パーシー、そっちに向かった」
ラサール「連邦捜査官だ! 止まれ!」
プライド「動くな! 撃つぞ」
「S.W.A.T.」1-11では、ギャングが運営する店に突入し、客やスタッフもいて混乱する中、悪者を次々と捕まえていきますが、数が多いので逃げる者も出てきます。
Luca, you got a rabbit headed your way! (S.W.A.T. 1-11)
ルカ、そっちに逃げたぞ!
自分で追跡する場合。
Deacon, I’ve got the rabbit. (S.W.A.T. 3-11)
ディーコン、逃げた奴は任せろ。
犯人側の人間は、囲まれていても逃げようとします。
<人名>, if you’re in there, we need you to cooperate.
You’re life is in danger, man.
Your best-case scenario is to come with us.
(逃走)
We got a rabbit! Billings, you two cut him off that way. (S.W.A.T. 2-22)<人名>、中にいるのなら、抵抗しないで出てこい(協力してもらうしかない)。
お前の命が危ないんだぞ。
一番安全なのは(一番理想的な筋書きは)一緒に来ることだ。
逃げたぞ! ビリングス(刑事)、君たち二人はあっちに回って逃げ道を塞いでくれ。
「ザ・ルーキー」2-12の冒頭では、ノーランたちがパトロール中に見つけた怪しい車に職務質問をしようとします。
ナンバー照会のため無線を使っていましたが、警官二人では手に負えない状況になってしまいました。いったい何人出てくるんだ。
Harper: They’re bailing.
Nolan: Control, we got multiple runners — East and Westbound. Need Code 3 units and an airship. (The Rookie 2-12)
ハーパー「逃げ出した」
ノーラン「指令室、複数の逃走者あり — 東方向、西方向。コード3ユニットとヘリが必要」
※「コード3」はサイレンを鳴らし、警光灯をつけたパトカー。
同じく「ザ・ルーキー」2-12で、別の車を追うジャクソンが、同乗している先輩に「rabbit」を動詞で使っていました。
Five bucks he rabbits. (The Rookie 2-12)
走って逃げるに5ドル。
(5ドル賭けます→10ドル賭けるほどの確信はないけど、まあ逃げそうですね→追いますか?)
「ナンバーズ」6-8にも動詞のrabbitがありました。
If I would’ve rabbited, nobody would’ve listened to a fugitive. (Numbers 6-8)
自分が(あの時)逃げてしまっていたら、誰も逃亡者の言うことなんか聞かなかっただろう。
(本来はあんな状況で捕まる自分ではないが、逃亡中に真の狙いを言っても、誰も聞く耳を持たない)
ちなみに「ネズミ(rat)」もよく出てきますが、こちらは密告者になります。