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CSI:科学捜査班

CSI: Crime Scene Investigation
放映:米CBS 2000/10/6 - 2015/9/27(season 15+1話で完結)

米CBSの「CSI: Crime Scene Investigation」(邦題:「CSI:科学捜査班」) は、ネバダ州ラスベガス市警察(LVPD)の科学捜査班(鑑識)の活躍を描いています。

科学捜査の方法や苦労の様子もわかり、鑑識結果を元にCSIメンバー自身が複数パターンの推理を組み立てていくこのドラマは、高視聴率を得て15シーズンにわたる長寿作品となりました。このドラマの影響で、科学捜査官を志す若者が増えたそうです。

CSIは警察のバッジを持った科学者の集まりで、現実では現場検証や分析を行うのが仕事なのですが、ドラマでは聞き込み、尋問、銃を持って被疑者を追う捜査などもしています。

ラスベガスは統合型リゾート(IR、Integrated Resort)がいくつもある観光地で、カジノやショービジネスなどが盛んな「眠らない街」なので、ギル・グリッソム(Gil Grissom)が率いるナイトシフト(夜番)のチームも常に複数事件を抱え、夜も昼も多忙な日々を送っています。

世界中から集まる観光客、ステージで脚光を浴びる人々、にわか金持ち、ホテル経営者などのスーパーリッチ、一般の労働者、ビジネスパーソン、近隣住民など、ありとあらゆるタイプの人々が接する場所なので、犯罪の種類も多岐にわたっています。また、結婚の手続きが簡単な場所としても知られ、周囲の砂漠は何かを隠しやすい場所でもあるため、事件の背後に隠された動機にもバリエーションがあります。

基本的にワーカホリックな頭脳派揃いのCSIメンバーですが、それぞれに悩みや事情を抱え、時に対立したり、不満を持ったりすることもあります。しかし互いにお節介は焼かず静観して、相談された時には的確な行動や言葉が出せる。理系の職場の一つの理想のように見えます。

聞き取りやすい声の俳優が多いので英語学習にも向いています。初期の字幕には大胆な意訳や省略も混ざっていますが、脳内補完しながら見るのもまた一興かと思います。

2021年10月に米国で放送が開始されたスピンオフ「CSI:ベガス」では、新たなリーダーのマキシン・ロビー(Maxine Roby)が中心となりますが、オリジナルメンバーにも後日談程度でなく、6年離れた続編とも言えるくらい、重要な役割が用意されています。

配信

DVD

参考

※ 配信の有無・見放題の範囲は変わることがあります。最新情報は各配信サイトでご確認ください。

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登場人物

Gil Grissom ギル・グリッソム(演 William Petersen)
ラスベガス市警(LVPD)の科学捜査班(CSI)スーパーバイザーで、ナイトシフト(深夜勤)のチームを率いる。法医昆虫学者(forensic entomologist)。生物学の博士号を持ち、読唇術、手話ができる。
Catherine Willows キャサリン・ウィロウズ(Marg Helgenberger)
CSI捜査官。血痕分析を得意とする。元ショーダンサー。元夫エディ(Eddie)との間に娘リンゼイ(Lindsey)がいる。
Warrick Brown ウォリック・ブラウン(Gary Dourdan)
CSI捜査官。オーディオ・ビデオ分析を得意とする。ラスベガス出身で、ギャンブル依存症だったことがある。社会的弱者に同情的でよく助けている。
Nicholas "Nick" Stokes ニック・ストークス(George Eads)
CSI捜査官。繊維・毛髪の分析を得意とする。以前はテキサス州ダラスの警察にいた。ウォリックとは良きライバル。スペイン語ができ、明るく人情味がある。
Sara Sidle サラ・サイドル(Jorja Fox)
CSI捜査官。成分分析を得意とする。ハーバード大学(物理学)出身。訓練生時代にグリッソムの講義を受けた縁でチームに参加する。
Greg Sanders グレッグ・サンダース(Eric Szmanda)
当初はCSIのDNAラボ責任者。良家の天才児として育ちスタンフォード大学(化学)を卒業した。サブカルチャーにも明るい。
James "Jim" Brass ジム・ブラス(Paul Guilfoyle)
LAPDの殺人担当警部(homicide detective captain)。ドラマ開始時はCSIスーパーバイザー。以前はアメリカ海兵隊にいてベトナム戦争に行っている。離婚しており、ロサンゼルスに問題の多い娘エリー(Ellie)がいる。
Dr. Albert "Al" Robbins アルバート・ロビンス(Robert David Hall)
CSI監察医長(chief medical examiner)。かつて交通事故に遭い、義足(prosthetic leg)をつけている。
Conrad Ecklie コンラッド・エクリー(Marc Vann)
当初はCSIの昼シフトの嫌味なリーダーだったが、出世し疎遠だった娘と再会するなどして変わっていく。
Raymond "Ray" Langston レイモンド・"レイ"・ラングストン(Laurence Fishburne)
病理専門医、外科医。病院勤務時代の同僚が起こした事件について本を書いた。西ラスベガス大学(West Las Vegas University)教授として開いた犯罪学の講義をグリッソムが聴講。その縁で後にCSI入りする。
David Hodges デヴィッド・ホッジス(Wallace Langham)
CSIの技官。多趣味で社交的だが、人との距離感が近すぎることもある。
Morgan Brody モーガン・ブロディ(Elisabeth Harnois)
LAPDのCSIにいたが、事件をきっかけにチーム入りする。エクリーの娘。
D.B. Russell D・B・ラッセル(Ted Danson)
CSIのスーパーバイザー。シーズン12でシアトルCSIから転任。最終話の後「CSI:サイバー」に合流。
Julie Finlay ジュリー・フィンレイ(Elisabeth Shue)
血痕鑑定のスペシャリスト。以前はシアトルCSIでラッセルの部下だった。解雇され警察学校で教えていたところ、ラッセルに勧誘されチームに入る。

付記

スピンオフ作品に次の4つがある。

  • 「CSI: Miami(マイアミ)」2002/9/23 – 2012/4/8(season 10で完結)
  • 「CSI: NY(ニューヨーク)」2004/9/22 – 2013/2/22(season 9で完結)
  • 「CSI: Cyber(サイバー)」2015/3/4 – 2016/3/13(season 2で完結)
  • 「CSI: Vegas(ベガス)」2021/10/6 - 継続中(season 2)

「CSI: Vegas」は本作品「CSI:科学捜査班」を継いでおり、グリッソム、サイドル、ブラス、ホッジズ、ウィロウズなどが登場する。