警察官の「we like」
現地警察の警部が言いました。
【一般の場合】
私たちは体(人形の?)を見つけた近所の子が好きです。
【犯罪捜査の場合】
我々は遺体を発見した近所の若者が怪しいと思っている。
「メンタリスト」シーズン1-1の序盤、少女が行方不明になった事件で。カリフォルニア州捜査局のリズボンたちが到着しますが、現地の警部は「来なくてよかったのに」と迷惑そう。
Captain: Agent Lisbon. (We) Don’t think we’ll be needing you guys. We like the neighbor kid who found the body.
Lisbon: Did he confess?
Captain: Ah, he’s a real squirrel. (The Mentalist 1-1)
現地警察の警部「リズボン捜査官。(州捜査局のあなた方に)お出ましいただかなくても。御遺体を発見した近所の若者がやったとみています」
リズボン「自白したのですか?」
警部「いやー、落ち着いて話ができる状態じゃなくて」
この場合の「like」は、「被疑者候補としていいと思う」→「怪しいと思う」です。その人物への好意はもちろんありません。
捜査チームの内輪の会話に出る「Who do you like?(誰が怪しいと思う?)」は、「Who do you think killed him/her?」や「Who do you suspect?」よりくだけた感じがします。
また、小さい子供を想像しがちな「kid」はだいたい「若者」で、小さい子なら「small child」の方が明確です。年齢がわかれば「a 16-year-old kid」とすればいいし、正確な年齢がわからず「a teenager」とするなら、「十代」と違って13歳から19歳までとなります。Eleven、twelveには「-teen」が付いていないので。
それから「body」は、「見つかった」場合まず、遺体のことです。「dead body」も使われますが、「body」のみで通用しています。日本の刑事ドラマでは「御遺体」と言われるようになっているようです。
若者が例えられた「squirrel」は動物のリスで、おどおど落ち着かない様子を表しています。情緒不安定、挙動不審で言うことも支離滅裂な感じだったのでしょう。可愛いと思って他人をリスなどに例えると、怒られそうです。