干し草の中から針を探すようなものだ
「相棒」シーズン17-5の冒頭で、神社の階段で証拠品になりうるコンタクトレンズを探しながら「ジャングルでカメレオン探すようなものですよ」と冠城亘が言うと、杉下右京は「冠城君、その比喩なら”干し草の中から針を探す”という方が適当だと思いますがね」と返します。
手間のかかる地道な作業が発生して、気が遠くなるくらい面倒だ、無理だろうと言いたい時、反射的に「干し草の中の針」「a needle in a haystack」が口をついて出るようです。面倒なわりに効果が期待できないうんざり感の表現ですが、捜査では干し草の中の針よりずっと難しいものを日常的に探しているので、徒労に終わることは滅多にないです。
使い古された慣用句であるため、何らかのヒネリが加わることもあります。
ちなみに家畜にとって干し草(乾草、hay)は食べ物、藁(straw)は寝床です。