おすすめ動画配信サービス
どの配信サービスも、新旧の多様なジャンルの番組、映画を頻繁に追加していますが、配信終了や定額見放題終了も珍しくありません(復帰する場合もある)。利用頻度が下がったら支払いの自動更新を停止することも考えつつ、いつでも見たいものがたくさんある状態にしておくといいと思います。
「見たい番組を見放題で配信しているか」で選ぶのが大前提で、あえておすすめを言うなら、英語学習重視ならNetflix、犯罪捜査重視ならHuluとDisney+のセットプランでしょうか。
好みの番組の探し方
特定の番組を挙げられるなら、番組名(絞り込みにくければ「番組名 ドラマ」)でGoogle検索すると配信サービスと追加料金の有無がわかります。

おすすめ犯罪捜査ドラマについては、配信サイト/ドラマ対応表をまとめました。こちらもリアルタイムで配信状況を反映していないので、正確にはそれぞれの配信サービスでご確認ください。
料金・機能を比較する
英語学習に関係がありそうな部分を表にしました。変更もあるかと思いますので、最新の正確なものについては各配信サイトを参照してください。
月額料金 | 無料お試し期間 | プロフィール数 | 同時視聴 | 字幕 | 音声 | 再生速度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Hulu |
月額1,026円(税込) |
なし | 6プロフィール | 4台 | 切替可 | 字幕版・吹替版は別コンテンツ | 変更可 |
Netflix | 広告つきスタンダード(A)890円/スタンダード(S)1,590円/プレミアム(P)2,290円(各・月額税込) | なし | 5プロフィール | A2台/S2台/P4台 | 切替可 | 切替可 | 変更可 |
Amazon Prime Video | 月間プラン600円(税込)/年間プラン5,900円(税込、1か月あたり491.7円)/学生(Prime Student)月会費300円(税込)/学生年会費2,950円(税込) | 30日間(要支払登録) | 6プロフィール | 3台 | Amazonオリジナル作品のみ切替可 | 字幕版・吹替版は別コンテンツ | 変更不可 |
U-NEXT | 月額2,189円(税込) | 31日間 | 4アカウント(親1、子3) | 4台 | 日本語のみ | 切替可 | 変更可 |
Disney+ | スタンダード(S)月額1,140円(税込)、年額11,400円(税込)/プレミアム(P)月額1,520円(税込)、年額15,200円(税込) | なし(他サービス経由等での割引あり) | 7プロフィール | S2台/P4台 | 切替可 | 切替可 | 変更不可 |
WOWOWオンデマンド | 月額2,530円(税込) | なし | 10名 | 1台 | 切替不可 | 切替不可 | 変更可(一部番組) |
◆ Hulu
- Disney+とのセットプランが月額1,490円(スタンダード/税込)または月額1,740円(プレミアム/税込)で提供されている。※2025年5月1日から月額1,690円(スタンダード/税込)または月額1,990円(プレミアム/税込)に改定される予定。
- ロングラン犯罪捜査ドラマが充実。
- 多数の日本のドラマ、バラエティの見逃し配信を提供。
- 見放題が中心だが、「Huluストア」で個別にレンタル/購入できる作品もある。
- 吹替版、字幕版は別のコンテンツ扱いだが、切り替えの手間は少ない。
- Nintendo Switchや浴室用テレビまで、多様なデバイスに対応。4K UHD対応のテレビでは、4K対応作品を検索・視聴できる。
Huluの日本向けサービスは2014年に日テレ(日本テレビ放送網)の子会社HJホールディングスに継承され、日本のドラマやバラエティ番組(日テレに限らず)を多数配信するようになりました。
海外ドラマでは話題作のほか、100話以上に及ぶような定評あるロングランや、スピンオフも出してくれる傾向があります。
英語学習の際、視聴中に音声の切り替えはできませんが、字幕言語は切り替えられます。
配信終了予定となったコンテンツでも、(推測ですが)人気があると終了しないことや、新シーズンが追加されてすぐに再開されることもありました。
◆ Netflix
- Netflixオリジナルの作品が豊富。受賞作、話題作を多数生み出しており、新しい映像業界を牽引している。
- 多言語対応の番組が多い。たとえば英語音声・ポルトガル語字幕で見られる日本の作品もある。
- 広告付きスタンダード、スタンダード、プレミアム(UHD 4KおよびHDR画質)の3プランがある。
現状では、語学学習に一番向いているのはNetflixでしょう。
作品によりますが、基本的に字幕も音声も、日本語・英語を自在に切り替えられます。
韓国語やポルトガル語など多くの言語に対応しているので、知らない言語の作品を英語字幕で見ると、速読スキルが鍛えられそうです。
また、PCのWebブラウザChormeの拡張機能で、日本語・外国語の字幕を両方同時に表示させられるLanguage Reactor(Netflix、YouTubeに対応)が使えるのが他にはないメリットです。
Language Reactorでは、字幕の前後を含む一連の会話が右側のパネルにまとまって出てくるので、音声が不明瞭でも確認しやすく、聞き直しにも便利です。少し前からセリフがわかるため、頻繁に一時停止しなくても、自分でも俳優の声と重ねたり少しずらしたりして音読することができます。
◆ Amazon Prime Video
- Amazonプライム会員の特典の一つだが、見放題(「プライム会員特典」マーク付き)の範囲が広い。
- 見放題が終了した作品も、購入・レンタル(視聴期限付き)で見ることができる。
- 吹替版、字幕版は別のコンテンツ扱い。作品によってHD、4K UHDにも対応。
Amazon Prime Videoは、話題の映画などが出てくるのが早いです。
ユーザー数が圧倒的に多いのには、料金が安いことに加え、そもそもプライム会員の特典だからというのもありそうです。配送料無料やお急ぎ便のためにプライム会員になっていた人も多いでしょう。今では追加料金なしにビデオ、本、音楽の見放題・聴き放題ができるのだから、利用しないのはもったいない。
興味のある作品が「見放題」に出たら、早めに見た方がいいです。追加料金が必要な「レンタル」「購入」に切り替わることがあります。コンテンツにより価格は異なりますが、概ねレンタルは48時間で1話300円、購入は600円なので、買うならDVDの方が安くなります。
また、Amazon経由でParamount+に登録すると、月額770円でParamount+のコンテンツが見放題になります(7日間無料体験あり)。
2025年4月8日からプライム会員特典対象の映画・TV番組に入る広告を非表示にする月額390円(税込)のオプションが始まりました。
以前から広告が入るコンテンツはありましたが、番組の前に少し入る程度でした。いつでもゆっくり見られる映画やドラマだと気になりませんが、スポーツ中継などリアルタイム放送だと広告待ちの時間に多少イライラしてしまいます。非表示も選択できるようになったのはいいし、今後、広告を増やす下準備なのだろうと予想できますが、広告の出し方や告知内容が悪くならないよう祈るばかりです。
◆ U-NEXT
- 海外ドラマ1,060作品を含む22万本以上が見放題。
- 見放題、購入、レンタル(視聴期限付き)があり、毎月1,200円分もらえるポイントをレンタルやコミック本の利用料に充てられる。
- 米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとのパートナーシップで、HBO、HBO Maxのコンテンツを国内独占配信。
- 英語字幕はない。
U-NEXTは作品数の多さが魅力です。HBO、HBO Maxの作品の中にはU-NEXTが日本で独占配信しているものもあります。
月額料金は2,189円(税込)と割高感がありますが、ポイント分を引けば他社サービスと同じくらいになります。
基本的に英語字幕はなく、字幕オフにもできないのですが、英語音声+日本語字幕でとにかく大量に見る、という場合には良いと思います。
◆ Disney+
- ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、ナショナル・ジオグラフィック、スターのコンテンツを一部独占的に配信。
- 現在は全てが見放題。
- 英語、中国語、フランス語、イタリア語、スペイン語など、最大28か国語の言語に対応。
- Huluとのセットプランが月額1,490円(税込)で提供されている。
Disney+は2020年6月に日本版のサービスが始まったので、すでに他の契約があって増やしたくない人をどう取り込むかが課題のように見えました。Huluとのセットプランができたので、これを利用するとかなりお得感があります。また、プリペイドカードやdocomo、J:COM経由などの加入で割安にすることもできます。2025年4月1日から新料金(スタンダードだと150円の値上げ)となりましたが、米や野菜をはじめ何でも値上げとなっている今日この頃、まあ納得の範囲かと思います。
字幕、音声の言語は、自由に切り替えられ、コンテンツによっては対応言語が多いので、英語以外の語学学習にも活用できると思います。
なお、「クリミナル・マインド」のシーズン15までは感じなかったのですが、シーズン16(エボリューション)の字幕には機械翻訳のような不自然さがありました。できるだけ多くの言語でできるだけ早く提供するためでしょうが、余裕ができたら修正してほしいものです。
◆ WOWOWオンデマンド
- 気になるドラマの日本初放送がある
- もともと衛星放送の会社だがBSテレビがなくても視聴可能
- 多彩な音楽ライヴ、スポーツ番組なども提供
- Paramount+との提携で最初から一気に見られる海外ドラマが大幅に増えた
WOWOWというと衛星放送で、専用の機材をテレビにセットするイメージでしたが、2021年1月13日から始まった「WOWOWオンデマンド」は、テレビ、PC、スマホなどで自由に見られる動画配信サービスになっています。
日本発のWOWOWオリジナルドラマなども多く制作されていますし、Paramount+と2023年12月に提携したため、コンテンツが一層充実しています。
人気シリーズの最新シーズンや、スピンオフの「NCIS: シドニー」「CSI: ベガス」「ザ・ルーキー: FEDS」など新しい作品もいち早く提供が始まりました。
ただし、番組の提供期間には注意が必要です。特に新作は、毎週1話ずつ追加される代わりに古いものから消えていることがあるので、気になるシリーズは見逃さないようにチェックしておきましょう。
なお、Google検索の「番組を観る」のリストには、2025年4月現在、入っていません。
サブスクは安い
筆者の場合、Huluに加入した2014年以前は、毎週金曜日にTSUTAYAに行き、1,000円で準新作DVDを4枚借りて見るのが習慣でした。つまり月に4,000円使っていたことになります。しかも、ドラマの続きを見たくても、先に誰かが借りてしまっているとだいたい1週間待ちになります。
それ以外に映画に行ったり、DVD BOXを買ったりしていたわけなので、時代が違うとはいえ、ずいぶんお金を使っていたものです。もっと昔だとレーザーディスクやVHS、ベータのビデオとなり、それらはとても高価で、1本数千円〜1万円以上だったのでとても買えませんでした。
そんな当時の出費や手間を考えると、今は本当に夢のようです。
ここ数年で主に利用しているのはHuluで、Netflix、Disney+、U-NEXTにも入会し、その時に見たいもの次第で課金をオン/オフしています。もともとAmazon Primeには配送料無料目的で入っていました。なんとなく、全部で月に4,000円以内ならいいかなと思っていましたが、超えてきてしまいました。各社値上げの傾向があるので、そろそろマメに課金オン/オフしなければと思っています。WOWOWには家族が入っているので、これは予算外。
節約のため、見放題でないレンタル・購入は利用せずに、どこかで見放題になるのを待つことにしています。そのくらいは我慢しないと、際限がなくなってしまうので…。
サブスクには、テレビの再放送と違って俳優や制作スタッフが稼げないという問題があるようなので、今後も値上がりはしていくでしょう。それでもできる限り応援していきたいと思っています。